議事録・文字起こし — 会議の「録音→共有」を半自動化

Web会議の文字起こし・要約・ToDo抽出を1ツールで完結。中小企業のAI導入で最も投資対効果が見えやすい領域です。本セクションは編集部が4ツールを実務目線でテストし、「自社のケースでどれを選ぶべきか」を即決できる構成にしました。

3秒で結論
Best Pick / 日本語

日本語会議が中心の中小企業ならまずこれ。日本法人・東京DC保管・領収書発行に対応。

月$8.17(年払)
Best for 営業組織
Fireflies.ai

無制限文字起こし+CRM(HubSpot/Salesforce)自動連携。商談録の活用なら一択。

月$10(年払)
Best for 英語会議
Otter.ai

英語のリアルタイム文字起こしと話者識別が業界水準。海外チームとの会議が多いなら。

月$8.33(年払)
Best Free / コスト最小
tl;dv

無料プランで録画・文字起こし無制限。個人・スタートアップで「まず試す」のに最適。

無料〜月$29
3つの質問で、自社に合うツールが分かります

下から自社の状況に当てはまる答えを見て、推奨ツールを判断してください。

  1. 1
    会議の言語はどちらが多いですか? 日本語が中心 → Notta/英語が中心 → Otter.ai/両方ほぼ同じ → Fireflies(30+ヶ国語対応)
  2. 2
    録音した内容を、CRM(Salesforce/HubSpot等)に自動連携したいですか? 必須 → Fireflies.ai(CRM標準対応)/不要 → 言語で選ぶ/検討中 → ZapierやMakeで後から連携可能な Notta
  3. 3
    機密性の高い会議(人事・法務・経営)が含まれますか? 含まれる → 国内データ保管の Notta(東京DC) または Microsoft Teams Premium/オンプレ必須なら AmiVoice ScribeAssist(後述)
主要4ツールの詳細プロファイル

表示順は A-SCORE の単純順位ではなく、中小企業での導入のしやすさ+日本語適合度を加味した編集部推奨順です。

★ Editor's Pick

Notta

A-SCORE 84/100

日本語会議の文字起こし・AI要約・話者識別・Web会議連携に対応した日本市場向けの代表ツール。日本法人・東京DC保管・日本語UI・領収書発行という国内中小企業が安心して導入できる条件を満たします。

料金プラン
Free120分/月、3分/会議\0
Business無制限分、SAML SSO$27.99/seat/月
Enterprise監査ログ・カスタム契約要問合せ

中小企業はまず Pro プランからの開始が推奨。年払いで月$8.17(約1,225円)。

強み・弱み
強み
  • 日本語UI・日本法人サポート
  • 東京DCにデータ保管(国内コンプラ向き)
  • Zoom/Teams/Meet 自動参加
  • 58言語の文字起こし対応
弱み
  • CRM標準連携は限定的(Zapier等で対応可)
  • 無料プランは120分/月で実用的に厳しい
  • 大規模組織向け管理機能は Business 以上
◆ 向いている企業
30〜200名規模で日本語会議が中心の中小企業/法務・経理・人事部門で領収書発行が必要/国内データ保管が必須
◆ 別ツール検討
英語会議が9割以上 → Otter.ai/CRM連携が業務の中核 → Fireflies.ai/オンプレ運用必須 → AmiVoice
Notta公式サイトで無料ではじめる 完全導入ガイドを読む ※ アフィリエイトリンクを含みます
営業組織向け Best

Fireflies.ai

A-SCORE 79/100

無制限文字起こし+CRM自動連携で、商談録を「資産化」することに最も特化したツール。Salesforce / HubSpot / Slack / Zapier など40以上のサービスと標準連携。AskFred(AI会話検索)で過去の商談からも回答抽出可能。

料金プラン
Free無制限文字起こし、ストレージ800分$0
BusinessCRM連携・SSO・EUデータ拠点$19/seat/月(年)
Enterpriseプライベートクラウド・SLA$39+/seat/月

CRM連携は Business 以上推奨。営業5〜20名規模で年契約なら $19/seat/月から。

強み・弱み
強み
  • 無制限文字起こし+AskFred AI検索
  • CRM自動連携が業界最強クラス
  • 30+言語対応+アクセント識別
  • Slack/Asana/Mondayへのタスク自動起票
弱み
  • 日本語UI・日本法人サポートなし
  • 月払いは$18と割高(年払い必須)
  • 日本語精度は Notta に劣る
◆ 向いている企業
SaaS営業/インサイドセールスチーム/HubSpot・Salesforce利用中/英語混在の商談多/商談ナレッジを横断検索したい
◆ 別ツール検討
日本語会議のみ → Notta/日本法人・領収書必須 → Notta/オンプレ必要 → AmiVoice
Fireflies公式サイトで無料ではじめる Notta vs Fireflies 比較記事 ※ アフィリエイトリンクを含みます
英語会議 Best

Otter.ai

A-SCORE 76/100

英語のリアルタイム文字起こしと話者識別が業界水準。OtterPilot がカレンダー上の会議に自動参加し、AI Chat が議事録から即座にメール下書きやToDoを生成します。海外拠点・英語顧客が日常的にある企業に最適。

料金プラン
Basic300分/月、1ファイル30分まで$0
Business6,000分/seat/月、SSO$20/seat/月(年)
Enterprise管理機能・分析・優先サポート要問合せ

学生は50%割引、年払いで20%オフ。

強み・弱み
強み
  • 英語リアルタイム文字起こし精度
  • AI Chat(Otter Sense)の応答品質
  • カレンダー連携自動参加が確実
  • 長時間ファイルもUIが軽い
弱み
  • 日本語精度は限定的・UI英語のみ
  • 1seatに1デバイスの制約
  • 日本企業向けのコンプラ対応情報が少ない
◆ 向いている企業
海外拠点・英語顧客が日常/英語インタビュー多用/個人プランで気軽に試したい英語ライター・研究者
◆ 別ツール検討
日本語が9割以上 → Notta/CRM連携必須 → Fireflies/無料で長く使いたい → tl;dv または Fathom
Otter.ai公式サイトで無料ではじめる Notta vs Otter 比較記事 ※ アフィリエイトリンクを含みます
無料コスパ Best

tl;dv

A-SCORE 73/100

無料プランで録画・文字起こしが無制限。会議中に「ここ重要!」のタイミングでハイライトを打てる「リール機能」が秀逸で、後から要点だけクライアントに共有できます。Pro以上では複数会議の同時録画も可能。

料金プラン
Pro同時2会議、AI要約強化$29/月
Business同時3会議、CRM連携、分析$65/seat/月
EnterpriseSSO・カスタム連携要問合せ

「まず触る」用途なら Free で十分。本格運用は Pro / Business。

強み・弱み
強み
  • Free で録画・文字起こし無制限
  • リール機能(ハイライト共有)
  • 複数会議の同時録画(Pro以上)
  • UI が直感的
弱み
  • 日本語UI・日本法人サポートなし
  • Business 以上は他社より高め
  • SSO は Enterprise から
◆ 向いている企業
個人事業主・スタートアップ/顧客インタビュー多用のPdM/UXリサーチャー/録画でクライアント共有が多い
◆ 別ツール検討
機密性高い会議 → Notta or AmiVoice/日本語精度最優先 → Notta/CRM連携必須 → Fireflies
tl;dv公式サイトで無料ではじめる ※ アフィリエイトリンクを含みます
詳細スペック比較マトリクス(実務指標)
比較軸 Notta Fireflies Otter.ai tl;dv
▼ 言語・精度
日本語文字起こし精度◎ 業界水準○ 標準△ 限定的○ 標準
英語文字起こし精度○ 標準◎ 高精度◎ 業界水準◎ 高精度
多言語対応数58言語30+言語英語中心30+言語
▼ 会議連携
Zoom 自動参加
Microsoft Teams 自動参加
Google Meet 自動参加
▼ 連携・拡張性
CRM自動連携(Salesforce/HubSpot)△ Zapier経由◎ 標準△ 限定的○ Pro以上
Slack/Asana タスク連携◎ 自動起票
API・Webhook○ 提供◎ 充実○ 提供○ 提供
▼ コスト
無料プラン上限120分/月無制限分300分/月無制限分
有料最安プラン(年払)$8.17/月$10/月$8.33/月$29/月
Business相当(年払)$27.99/月$19/月$20/月$65/月
▼ 法人運用
日本法人・日本語サポート◎ あり△ なし△ なし△ なし
領収書・請求書発行(日本円)◎ 対応USD決済のみUSD決済のみUSD決済のみ
データ保管リージョン東京DCEU/US選択可(Business)USEU/US
SOC 2 Type II◎ 対応◎ 対応◎ 対応◎ 対応
SSO(SAML)Business以上Business以上Business以上Enterprise

凡例:◎ 強い/○ 標準的/△ やや弱い/? 非対応。Askive編集部による2026年4月時点の調査結果。料金・仕様は変更される可能性があるため、契約前に各公式ページで最新情報を確認してください。

業務シナリオ別の使い分け
社内定例・部門会議
日本語会議が中心で、議事録を社内に共有する用途。Notta Pro で十分。年$98で1,800分。
営業商談・顧客面談
CRM(Salesforce/HubSpot)に商談録を自動連携したい。Fireflies Business($19/seat/月)一択。
英語の海外チーム会議
英語のリアルタイム文字起こしとAI要約が必要。Otter.ai Pro($8.33/月)から開始。
顧客インタビュー・ユーザーリサーチ
録画から重要シーンを抽出してチームに共有。tl;dv Pro($29/月)の「リール機能」が秀逸。
人事・法務・経営会議(機密性高)
国内データ保管・録音同意・権限管理が必須。Notta Business(東京DC・SSO対応)または AmiVoice ScribeAssist(オフライン)。
まずは無料で試したい個人・小規模
録画・文字起こしを無制限で試したい。tl;dv Free または Fathom Free(後述)から開始。
その他、検討する価値のあるツール

既存環境(Microsoft 365 / Zoom)に統合できる純正AI、無料無制限ツール、国内オンプレ対応など、上記4ツール以外にも検討すべき選択肢があります。

M365統合
Microsoft Teams Premium

Intelligent Recap で会議要約・章分割・パーソナライズドタイムラインを提供。M365既存ユーザーなら $7/user/月で導入可能。

$7/user/月(年契約) / M365が前提
Zoom統合
Zoom AI Companion

Zoom有料プランに標準搭載のAI要約。追加コストゼロで導入可能だが、CRM連携や長期アーカイブは外部ツールに劣る。

Zoom有料プランに含む / Zoom中心の組織向け
無料無制限
Fathom

Free プランで録画・文字起こし・AI要約まで無制限。個〜10名以下のチームで「コストゼロから本格運用」したい場合の有力候補。

Free / 月$29(Pro) / 英語中心
国内・オンプレ
AmiVoice ScribeAssist

アドバンスト・メディア社の国産文字起こし。スタンドアロン型でオフライン動作可能。金融・医療・公共などの高セキュリティ業種で実績多数。

買い切り型/個別見積 / 機密性最重要案件
日本語特化
Rimo Voice

日本語精度に特化した国産AI議事録。AI GIJIROKU からの移行先として国内で広く使われる。日本語UI・日本法人対応。

月額固定/要問合せ / 国内企業全般
Editor's Takeaway — このページから持ち帰っていただきたいこと
議事録ツール選びは「日本語精度」「CRM連携」「データ保管国」の3点で決まる
  • 知識
    2026年時点の議事録AIは、文字起こし精度はどれも実用レベル。差は 「日本語精度」「既存ツール連携」「データ保管リージョン」 の3点に集約される。これらが自社のどれかに刺さるなら、それで決めてよい。
  • 情報
    中小企業の最有力は Notta Pro(年$98、月$8.17)。日本語・日本法人・東京DC・領収書発行という国内運用条件を全て満たすツールは他に少ない。営業組織なら Fireflies Business($19/seat/月)でCRM連携が決定打。
  • 考え方
    議事録ツールは「全社一斉導入」より 「最もインパクトのある1部署で1ヶ月試す」 方が現実的。録音同意・データ保管・共有範囲のルールを先に決めてから、無料プランで試行→本契約の順で進めるのが安全。
よくある質問(FAQ)
会議参加者への録音告知は必須ですか?

はい、特に顧客・取引先・採用候補者との会議では事前告知が必要です。日本では一律「同意必須」と法的に定められてはいませんが、トラブル回避と信頼関係維持の観点から告知を運用ルール化することを強く推奨します。

告知文例:「本日は議事録作成のため、AI文字起こしツールで録音・文字起こしを行います。記録は本会議の内容確認と議事録作成の目的でのみ利用します。」

機密会議で使う場合、データはどこに保管されますか?

Nottaは東京のAWSデータセンターに保管されます。Fireflies はBusinessプラン以上でEU/USを選択可能、Otter.ai はUS、tl;dv はEU/USです。国内データ保管が必須なら Notta が最有力。それ以上の厳密性(オンプレ運用)が必要な場合は AmiVoice ScribeAssist を検討してください。

無料プランから始めても問題ありませんか?

個人や小規模チームの試用には無料プランで十分です。ただし無料プランは商用利用に制限がある場合があるため、本格運用前に各公式の利用規約を確認してください。Notta Free は120分/月で実用的に厳しいので、業務利用なら Pro 以降が前提です。tl;dv Free と Fathom Free は無制限なので、まず触る用途には最適です。

議事録の精度を上げるコツはありますか?

① 業界用語・社名・人名を「カスタム辞書」に事前登録する(NottaやFirefliesで対応)。② 話者が重ならないよう発言ルールを決める。③ 録音前に「マイクテスト」と「議題の事前共有」を行う。これだけで精度は体感30〜40%向上します。

NottaとMicrosoft Teams Premiumのどちらを選ぶべきですか?

Microsoft 365 を全社導入済みで、Teams以外の会議ツールを使わないなら Teams Premium ($7/user/月) がコスト最安。一方、Zoom や Google Meet も使う/日本語精度を最優先する/東京DC保管が必須、なら Notta 一択です。

導入後どれくらいで効果が出ますか?

議事録作成業務に限れば、導入翌週から効果が出ます。1会議あたりの議事録整理時間が30〜60分短縮されるケースが多く、月20会議のチームで月間10〜20時間の削減が見込めます。ただし「整理する人」の業務だけが楽になり、参加者全員の時間は変わらない点に注意してください。

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