設定画面の開き方
- Mac:
Cmd+,(コンマ) - Win:
Ctrl+,(コンマ) - または左下の歯車アイコン
設定①:内部リンクの自動更新(最重要)
設定 → ファイルとリンク → 「ファイル名変更時にリンクを自動的に更新する」→ ON
なぜ最重要なのか
Obsidianの真価はノート同士のリンク(ノート名)にあります。
ここをOFFのままにしておくと、ノート名を変えた瞬間に全リンクが壊れます。50個のノートが全部リンク切れになった状態を想像してください。後から直すのは悪夢です。
今すぐONにしてください。
同じ画面でやっておくべき設定
「新しいリンクの形式」を「できる限り短いパスを使用」に設定
ノートの場所に関係なく、短いリンク(ノート名)で繋がるようになります。
設定②:添付ファイル用フォルダの指定
設定 → ファイルとリンク → 「デフォルトの添付ファイルの場所」→「指定したフォルダ」→ _attachments と入力
なぜ必要なのか
何も設定しないと、画像・PDFをノートに貼り付けるたびにVaultのルートフォルダに散乱します。100枚の画像がファイルツリーのトップに並ぶ地獄が待っています。
_attachments フォルダに集約することで、ファイルツリーがスッキリ保たれます。
💡 フォルダ名の頭に
_をつける理由_で始まるフォルダは、アルファベット・日本語より先頭に並ぶ(多くの環境で)ため、サイドバーで目立ちます。ノートと区別しやすくなります。
設定③:テーマで見た目を整える
設定 → 外観 → 「テーマ」→「テーマを管理」
標準のObsidianは白黒でシンプルです。テーマを適用すると視覚的に大幅に改善されます。
お勧めテーマ(2026年時点)
| テーマ名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| AnuPpuccin | パステルカラー、カスタマイズ性抜群 | デザイン重視の方 |
| Minimal | 余白が美しく、シンプル | ミニマリスト |
| Things | macOS的な洗練されたUI | Mac利用者 |
| Soft Paper | 暖色系、目が疲れにくい | 長時間利用する方 |
| Blue Topaz | 情報密度が高い、読みやすい | 情報量を重視する方 |
テーマの適用手順
- 設定 → 外観 → テーマを管理
- 検索してテーマを選択
- 「インストールして使用」をクリック
設定④:CSSスニペットで見出しを色分け
テーマを入れたあと、さらにCSSスニペットで見出しに色をつけると、長い文書の構造が一目でわかるようになります。
設定手順
- 設定 → 外観 → 下にスクロール → 「CSSスニペット」→「フォルダアイコン」でフォルダを開く
- そのフォルダ内に
heading-colors.cssというファイルを作成 - 以下のCSSを貼り付けて保存
/* 見出しの色分け */
.cm-header-1 { color: #E06C75 !important; } /* H1:赤 */
.cm-header-2 { color: #E5C07B !important; } /* H2:黄 */
.cm-header-3 { color: #98C379 !important; } /* H3:緑 */
.cm-header-4 { color: #56B6C2 !important; } /* H4:青 */
/* プレビューモードも色分け */
h1 { color: #E06C75 !important; }
h2 { color: #E5C07B !important; }
h3 { color: #98C379 !important; }
h4 { color: #56B6C2 !important; }
- 設定画面に戻り、作成したスニペット(
heading-colors)の右側のトグルを ON
色のカスタマイズ
色コードは自由に変更できます。ダークテーマには上記の落ち着いた色が合います。ライトテーマにはより濃い色(#C0392Bなど)の方が見やすい場合があります。
設定⑤:コアプラグインをONにする
設定 → コアプラグイン
初期状態でOFFになっていることが多い、必須コアプラグインをONにしてください。
| プラグイン | 用途 | 優先度 |
|---|---|---|
| デイリーノート | 毎日のメモ自動作成 | 高(#09習慣化編で活用) |
| テンプレート | ノートの雛形を使い回す | 高 |
| バックリンク | このノートを参照している一覧 | 高 |
| アウトライン | 見出し一覧でジャンプ | 中 |
| ブックマーク | よく使うノートを固定 | 中 |
| タグペイン | タグ一覧を表示 | 低(後でよい) |
設定⑥:Web Clipperで「集める」を自動化
公式のWeb Clipperブラウザ拡張(無料)を使うと、WebページをマークダウンとしてVaultに直接保存できます。
インストール手順
- Chrome/Edge/Firefoxの拡張機能ストアで「Obsidian Web Clipper」を検索
- インストール
- 拡張機能のアイコンをクリック → Vaultを選択 → 保存先フォルダを設定
Web Clipperでできること
- Webページ全文 → マークダウンに変換してVaultに保存
- 選択テキストのみ → 引用として保存
- テンプレート指定 → 保存時に好みの形式に整形
- タグ・フォルダの指定 → 保存先を都度変えられる
💡 AIでWebコンテンツをさらに綺麗に取り込む Web Clipperに加えて、defuddle(第10回で解説)を使うと広告・ナビゲーションを除いた本文だけをクリーンに取り込めます。 AIへのトークン消費も大幅に削減できます。詳細は #10 AI連携編 で解説。
設定チェックリスト(5分でできる)
- [ ] 内部リンクの自動更新:ON
- [ ] 新しいリンクの形式:できる限り短いパス
- [ ] 添付ファイルの場所:_attachments フォルダに指定
- [ ] テーマ:好みのものをインストール
- [ ] CSSスニペット:見出し色分けを設定(任意)
- [ ] コアプラグイン:デイリーノート・テンプレート・バックリンクをON
- [ ] Web Clipper:ブラウザ拡張をインストール
やらなくていいこと(初日は特に)
⚠️ 初日にやってはいけないこと - コミュニティプラグインを次々インストールしない - フォルダ設計を細かく考えない - テンプレートを完璧に作り込もうとしない
まずはシンプルな設定で1週間使ってみてください。 本当に必要なものは、実際に使い込むうちに自然と見えてきます。
詳細は #08 整理術編 で解説します。
まとめ:今日やるべき初期設定5つ
- 内部リンクの自動更新をON(最重要・絶対に最初にやる)
- 添付ファイルの場所を
_attachmentsに指定(ファイル散乱防止) - テーマを1つインストール(モチベーション維持)
- コアプラグイン(デイリーノート・テンプレート・バックリンク)をON
- Web Clipperをブラウザにインストール(情報収集の自動化)
土台ができました。次の記事からいよいよ「書く・操作」の本番です。
次のステップ
→ 第5回|キーボードだけで爆速メモ ── 画面の見方とショートカット入門
シリーズ一覧|Obsidianを爆速で自分のものにする方法(全10回)
| 回 | タイトル | テーマ |
|---|---|---|
| #01 | 第1回|なぜ今Obsidianなのか ― AI時代の「第二の脳」 | なぜObsidianなのか |
| #02 | 第2回|たった3分。Obsidianを入れて「最初の1枚」を書くまで | インストール・最初の一歩 |
| #03 | 第3回|「スマホで見れない問題」はこれで終わり ── 同期の正解と地雷 | 同期・マルチデバイス |
| #04 | 今読んでいる記事 | 初期設定 |
| #05 | 第5回|キーボードだけで爆速メモ ── 画面の見方とショートカット入門 | UI・ショートカット |
| #06 | 第6回|メモを「つなぐ」と脳が拡張する ── リンク術とグラフビュー | リンク・グラフビュー |
| #07 | 第7回|二度とメモを見失わない ── Obsidian「探す」技術 | 検索術 |
| #08 | 第8回|フォルダを作るほど挫折する ── Obsidian「整理しない」整理術 | 整理・フォルダ設計 |
| #09 | 第9回|3日坊主は意志のせいじゃない ── メモが続く「仕組み」のつくり方 | 習慣化・継続 |
| #10 | 第10回|AIがあなたの全メモを踏まえて考える ── Obsidian×AI連携【2026最新】 | AI連携・CLI・skills |
