第4回|最初の5分が運命を分ける ── 後悔しないObsidian初期設定
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第4回|最初の5分が運命を分ける ── 後悔しないObsidian初期設定

「設定は後でいいや。」

設定画面の開き方

  • MacCmd+,(コンマ)
  • WinCtrl+,(コンマ)
  • または左下の歯車アイコン

設定①:内部リンクの自動更新(最重要)

設定 → ファイルとリンク → 「ファイル名変更時にリンクを自動的に更新する」→ ON

なぜ最重要なのか

Obsidianの真価はノート同士のリンク(ノート名)にあります。

ここをOFFのままにしておくと、ノート名を変えた瞬間に全リンクが壊れます。50個のノートが全部リンク切れになった状態を想像してください。後から直すのは悪夢です。

今すぐONにしてください。

同じ画面でやっておくべき設定

「新しいリンクの形式」を「できる限り短いパスを使用」に設定

ノートの場所に関係なく、短いリンク(ノート名)で繋がるようになります。


設定②:添付ファイル用フォルダの指定

設定 → ファイルとリンク → 「デフォルトの添付ファイルの場所」→「指定したフォルダ」→ _attachments と入力

なぜ必要なのか

何も設定しないと、画像・PDFをノートに貼り付けるたびにVaultのルートフォルダに散乱します。100枚の画像がファイルツリーのトップに並ぶ地獄が待っています。

_attachments フォルダに集約することで、ファイルツリーがスッキリ保たれます。

💡 フォルダ名の頭に _ をつける理由 _ で始まるフォルダは、アルファベット・日本語より先頭に並ぶ(多くの環境で)ため、サイドバーで目立ちます。ノートと区別しやすくなります。


設定③:テーマで見た目を整える

設定 → 外観 → 「テーマ」→「テーマを管理」

標準のObsidianは白黒でシンプルです。テーマを適用すると視覚的に大幅に改善されます。

お勧めテーマ(2026年時点)

テーマ名 特徴 向いている人
AnuPpuccin パステルカラー、カスタマイズ性抜群 デザイン重視の方
Minimal 余白が美しく、シンプル ミニマリスト
Things macOS的な洗練されたUI Mac利用者
Soft Paper 暖色系、目が疲れにくい 長時間利用する方
Blue Topaz 情報密度が高い、読みやすい 情報量を重視する方

テーマの適用手順

  1. 設定 → 外観 → テーマを管理
  2. 検索してテーマを選択
  3. 「インストールして使用」をクリック

設定④:CSSスニペットで見出しを色分け

テーマを入れたあと、さらにCSSスニペットで見出しに色をつけると、長い文書の構造が一目でわかるようになります。

設定手順

  1. 設定 → 外観 → 下にスクロール → 「CSSスニペット」→「フォルダアイコン」でフォルダを開く
  2. そのフォルダ内に heading-colors.css というファイルを作成
  3. 以下のCSSを貼り付けて保存
/* 見出しの色分け */
.cm-header-1 { color: #E06C75 !important; } /* H1:赤 */
.cm-header-2 { color: #E5C07B !important; } /* H2:黄 */
.cm-header-3 { color: #98C379 !important; } /* H3:緑 */
.cm-header-4 { color: #56B6C2 !important; } /* H4:青 */

/* プレビューモードも色分け */
h1 { color: #E06C75 !important; }
h2 { color: #E5C07B !important; }
h3 { color: #98C379 !important; }
h4 { color: #56B6C2 !important; }
  1. 設定画面に戻り、作成したスニペット(heading-colors)の右側のトグルを ON

色のカスタマイズ

色コードは自由に変更できます。ダークテーマには上記の落ち着いた色が合います。ライトテーマにはより濃い色(#C0392Bなど)の方が見やすい場合があります。


設定⑤:コアプラグインをONにする

設定 → コアプラグイン

初期状態でOFFになっていることが多い、必須コアプラグインをONにしてください。

プラグイン 用途 優先度
デイリーノート 毎日のメモ自動作成 高(#09習慣化編で活用)
テンプレート ノートの雛形を使い回す
バックリンク このノートを参照している一覧
アウトライン 見出し一覧でジャンプ
ブックマーク よく使うノートを固定
タグペイン タグ一覧を表示 低(後でよい)

設定⑥:Web Clipperで「集める」を自動化

公式のWeb Clipperブラウザ拡張(無料)を使うと、WebページをマークダウンとしてVaultに直接保存できます。

インストール手順

  1. Chrome/Edge/Firefoxの拡張機能ストアで「Obsidian Web Clipper」を検索
  2. インストール
  3. 拡張機能のアイコンをクリック → Vaultを選択 → 保存先フォルダを設定

Web Clipperでできること

  • Webページ全文 → マークダウンに変換してVaultに保存
  • 選択テキストのみ → 引用として保存
  • テンプレート指定 → 保存時に好みの形式に整形
  • タグ・フォルダの指定 → 保存先を都度変えられる

💡 AIでWebコンテンツをさらに綺麗に取り込む Web Clipperに加えて、defuddle(第10回で解説)を使うと広告・ナビゲーションを除いた本文だけをクリーンに取り込めます。 AIへのトークン消費も大幅に削減できます。詳細は #10 AI連携編 で解説。


設定チェックリスト(5分でできる)

- [ ] 内部リンクの自動更新:ON
- [ ] 新しいリンクの形式:できる限り短いパス
- [ ] 添付ファイルの場所:_attachments フォルダに指定
- [ ] テーマ:好みのものをインストール
- [ ] CSSスニペット:見出し色分けを設定(任意)
- [ ] コアプラグイン:デイリーノート・テンプレート・バックリンクをON
- [ ] Web Clipper:ブラウザ拡張をインストール

やらなくていいこと(初日は特に)

⚠️ 初日にやってはいけないこと - コミュニティプラグインを次々インストールしない - フォルダ設計を細かく考えない - テンプレートを完璧に作り込もうとしない

まずはシンプルな設定で1週間使ってみてください。 本当に必要なものは、実際に使い込むうちに自然と見えてきます。

詳細は #08 整理術編 で解説します。


まとめ:今日やるべき初期設定5つ

  1. 内部リンクの自動更新をON(最重要・絶対に最初にやる)
  2. 添付ファイルの場所を_attachmentsに指定(ファイル散乱防止)
  3. テーマを1つインストール(モチベーション維持)
  4. コアプラグイン(デイリーノート・テンプレート・バックリンク)をON
  5. Web Clipperをブラウザにインストール(情報収集の自動化)

土台ができました。次の記事からいよいよ「書く・操作」の本番です。


次のステップ

第5回|キーボードだけで爆速メモ ── 画面の見方とショートカット入門


シリーズ一覧|Obsidianを爆速で自分のものにする方法(全10回)

タイトル テーマ
#01 第1回|なぜ今Obsidianなのか ― AI時代の「第二の脳」 なぜObsidianなのか
#02 第2回|たった3分。Obsidianを入れて「最初の1枚」を書くまで インストール・最初の一歩
#03 第3回|「スマホで見れない問題」はこれで終わり ── 同期の正解と地雷 同期・マルチデバイス
#04 今読んでいる記事 初期設定
#05 第5回|キーボードだけで爆速メモ ── 画面の見方とショートカット入門 UI・ショートカット
#06 第6回|メモを「つなぐ」と脳が拡張する ── リンク術とグラフビュー リンク・グラフビュー
#07 第7回|二度とメモを見失わない ── Obsidian「探す」技術 検索術
#08 第8回|フォルダを作るほど挫折する ── Obsidian「整理しない」整理術 整理・フォルダ設計
#09 第9回|3日坊主は意志のせいじゃない ── メモが続く「仕組み」のつくり方 習慣化・継続
#10 第10回|AIがあなたの全メモを踏まえて考える ── Obsidian×AI連携【2026最新】 AI連携・CLI・skills